オタクと私

思うと私って随分平和な環境で生きているなぁと思う。

推しは可愛いし、家族とも仲良いし、友達も数は少ないけれどいい人ばかりだ。

 

さて、今日のテーマは題名の通り「オタクと私」についてだ。

突然なんだけど、何かしらの趣味(特に追っかける系、アイドルとか)を持っている人で職場やバイト先にそのことをカミングアウトしている人ってどれくらいいるんだろう。

私は絶対にオタクをしていることは言わない派だ。

 

言わない理由は色々ある。現場に合わせて休みを取りたいけど毎回ライブです…とは言えないし。現場で遠征に行くときは大体旅行ですー!って言ってる。あながち嘘ではない。観光しないけど。

 

でも一番の理由は「自分を守るため」である。

 

冒頭に書いたように、私は平和な環境下で暮らしている。

でも、「オタク」であることをカミングアウトした途端、その環境が一気に生きづらい場所になってしまうのだ。特に職場。

友達や家族は皆、私がオタクをすることに対して反対していないし、推しの話を聞いてくれたりむしろ受け入れてくれている。ありがたいね。

私は歴代、いろんな界隈のオタクをしてきた。今は韓国のアイドルのオタクをしている。

どこの界隈でも、現場主義だし金落としたもん勝ち精神で生きているのでCDもたくさん買うし現場もできるだけ通っている。

私はこれを好んでやっていることだし、全く後悔もしていないのにオタクという人種に理解がない人にうっかりカミングアウトすると必ず言われるのだ。

「勿体無いwww」「そんなに貢いでも付き合えないよ?」

これだけじゃないが思い出すと気分が悪いので忘れたことにしよう。

こういうこと言う人って世の中に一定数いるけど何なんだろうか。黙ってほしい。

無駄かどうかは人の価値観によって変わるのになぁ。何かに没頭している人はこんなこと言わない。どのような意図でそう言っているのか教えていただきたいものだ。

日本の「オタク」に対する偏見はまだまだ根強く残っているなと感じる。

 

「オタク」ってことを言うだけでも生きづらくなるのにこれに加えて韓国のオタクと言うとさらに偏見や批判が寄せられる。

世の中にはたくさん人間がいるわけだし、存在している人間の数だけ思想が存在しているのはわかる。好き嫌いが分かれるのもわかる。私は別に嫌いだ!と言っている人に対して好きになれと言うつもりはない。別に嫌いでもいいと思う。

ただ、「韓国のアイドルが好き」と公言している私に向かって韓国のヘイトを言うのはやめてほしい。誰得なん?私は割と適当に生きているが「人の“好き”を絶対に否定しない」ってことは守っている。例えその“好き”が私にとっての“嫌い”だったとしても。

ヘイト言われても「お、おう…」としかならない。しかもそれが偏見による誤った内容だったら。気分が悪い。

何がタチ悪いってこう言うこと言ってくる人間、大抵その間違った知識を訂正しようとするとムキになってヘイトがヒートアップするのだ。何でなん?

最初こそ私もそれに負けずに言い返そうと思っていたが、この年になると言っても無駄という気持ちの方が勝ってしまって「そうなんですね!」で流すことが増えた。多分これが正解の対応なんだと思う。言い返しても疲れるだけだし。

ただ、好きなものを真っ向から否定されるって簡単に許せるものでもなくて、傷つくし、自分の好きな人たちを守れなかった気分になってとても落ち込む。ごめんね。

 

どうか私の推したちにはこのようなことが起きないでほしいなと思う。

綺麗な部分だけを見て生きてほしい。どうか。

差別やヘイトで傷つくことがないといいな。日本での活動があるたびに心配になる。

残念だけど、世の中には自分のことを嫌いに思う人間は一定数いるから。

世界中の人間、みんなお互いに好きだと思える人だけで構成されてたらいいのにね。

 

今日も推しが幸せに生活できますように。